タップの食付き部を除去すると切削できなくなるため、削り落とすことはできない
食付き部を削り落としてはいけない理由
- タップの食付き部をグラインダーなどで除去すると、ねじ切り加工自体ができなくなる。
- 食付き部は、タップが被削材へ切り込むために必要な部分である。
- この部分を失うと、タップとしての基本機能が成り立たない。
食付き部が担っている役割とは何か
- 食付き部は、ねじ切り開始時に材料へ切り込むための「切れ刃」の役割を持つ。
- タップは食付き部から段階的にねじ形状を形成していく。
下穴深さに余裕がない場合の対応方法
- 下穴深さに制限がある場合は、食付き長さの短いタップを選定する。
- ショートチャンファー(短食付き)仕様のタップが有効である。
- タップ加工以外の方法として、スレッドミルの使用も検討できる。
ショートチャンファー仕様の具体的な選択肢
- EX-SC-SFT(食付き長さ1.5P)
- A-SFT(食付き長さ1P、1.5P)
- A-XPF(食付き長さ1P)
- VP-SC-NRT・VP-LT-SC-NRT(食付き長さ1P)
※食付き長さには許容差があるため、めねじの不完全山は食付き長さよりも長くなる。
不完全山を最も少なく加工したい場合はスレッドミルが有効である。
▽参考資料:スレッドミルとは?
▽参考資料:タップの有効ねじ長さ と 下穴深さ の考え方