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  • No : 369
  • 公開日時 : 2019/02/25 16:52
  • 更新日時 : 2024/12/17 13:35
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ドリルとタップの条件<切削条件>

ドリルとタップの切削条件はどのように算出すればよいでしょうか?
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回答

切削条件を計算するには

回転工具の場合、「 回転の速さ 」と「 移動の速さ 」の数字が必要です。

計算に使用する数字

①「 回転の速さ 」・・・回転速度(min-1)

②「 移動の速さ 」・・・送り速度(mm/min)

【参考資料】切削条件表の数字の意味

カタログ条件表の数字から、次の手順で必要な数字を計算しましょう。

①回転速度(min⁻¹)を設定する。 
※ドリルやタップ、その他工具も同様 

カタログ切削条件表には、切削速度が主要な被削材ごとに範囲で記載されています。切削速度を被削材や加工内容を考慮して範囲内より決め、下の計算式より算出します。切削速度を決める際、カタログ条件範囲の低めからお試しいただくと安全です。

【計算式】

回転速度(min⁻¹)

= 切削速度(m/min)÷3.14÷工具径(Φ)×1000

・ ドリルの切削速度はこちら(製品検索画面へ移動しますので、「製品記号」をご入力下さい)

・ タップの切削速度はこちら

 

タップの工具径は、ねじの呼びから値を参照します。

・メートルねじでは、M6では工具径を直径6mm(φ6)として計算

・ユニファイねじでは、インチでの工具径の表現をmmに換算し計算

ユニファイ換算表は こちら

 

管用ねじでは、インチでの表現ながら、別の工具径となります。

管用ねじ換算表はこちら

 

②送り速度(mm/min)を設定する。

【計算式】

送り速度Vf(mm/min)

= 回転速度(min⁻¹)×1回転あたりの送り量(mm/rev)

 

ドリルとタップの1回転あたりの送り量は、それぞれ以下のように設定します。

ドリルは加工や被削材に合わせて、1回転あたりの送り(mm/rev)をカタログから設定します。ドリルの1回転あたりの送り量(mm/rev)は、切りくずの形状に影響しやすいので、下げ過ぎないようにご注意下さい。被削材にもよりますが、ある程度、1回転あたりの送りが多い方が切りくずが分断し、ドリル加工に適した排出しやすい切りくずの形状になりやすい傾向にあります。

 

タップはねじの形状を出すためには、原則として 1回転で1ピッチ進む という動きが必要となります。

(M6×1であれば、1回転で1mm進む。M10×1.5では、1回転で1.5mm進む。)

タップの切削条件表では、切削速度のみで表されることが多いです。

 

以上の流れで、ドリルとタップの条件をカタログから算出します。

実際に加工を行う際は、様子を見ながら調整ください。

 

 

▽参考FAQ: タップの切削条件 加工に合わせた計算例

 

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☆ エンドミルとインデキサブル(チップ式)の切削条件

☆ 計算機に貼っておこう!切削条件の計算式一覧表

 

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