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  • No : 4905
  • 公開日時 : 2020/01/06 16:29
  • 更新日時 : 2020/01/06 17:19
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管用テーパタップの切削条件計算方法 PT(Rc)

管用テーパねじのタップ切削条件はどのように計算すればよい?回転速度と送り速度。タップをさげる量も設定したい。
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回答

管用テーパタップの加工に必要な、タップの回転速度(min-1)と送り速度(mm/min)、タップを下す量(mm)を求めるには、以下の4つの数字が必要です。
 
①タップの工具径
②ねじのピッチ
③切削速度
④そのタップの基準径位置(そのタップをどれくらいさげるのか)
 
①工具径
テーパ(円すい状)のねじの条件算出には「基準径」における直径を用います。ただし、ユニファイねじのようにインチ表記から計算でミリ換算することはできません。具体値は、下記リンクより、ご参照いただけます。
 
 
例:PT1/8-28の場合
 
管用ねじタップPT(Rc)1/8 - 28 の工具径は、φ9.728として計算に用います。PF(Rp)も同様です。
ユニファイでは、1/8の工具径は、25.4÷8=3.175となりますが、管用ねじとは異なる為、注意が必要です。
 
NPTやNPTFなどのアメリカ管用ねじでは、工具径がまた異なります。
 
②ピッチ
 
呼び径ごとに決められている「山数」を用いてピッチ換算します。山数とは1インチ間にいくつねじ山が収まっているかを表します。1インチ = 25.4mmなので、ピッチ換算するには、25.4 ÷ 山数で算出できます。
 
 
PT1/8-28の場合 25.4 ÷ 28 = 0.907mm
 
こちらを管用タップの1回転当たりの送り量(mm/rev)として用います。
 
③切削速度
 
 
例:S50Cなどの高炭素鋼の場合、条件範囲は3~6m/minとなります。
 
まずは、範囲の下目から様子を見るために、3m/minで行う際には以下の回転速度と送り速度が算出できます。
 
PT1/8-28は、①と②から、工具径をφ9.728。ピッチを0.907mmを用います。
 
回転速度(min-1)
=1000×切削速度(m/min)÷3.14÷工具径
 
=1000×3÷3.14÷9.728=98.2≒100(min-1)
 
送り速度(mm/min)
=回転速度(min-1)×1回転当たりの送り量(mm/rev)
 
=100(min-1)×0.907(mm)=90.7 ≒ 91(mm/min)
 

数字を大きく丸めてしまうと加工誤差につながりますので、設備環境に応じて小数点以下を四捨五入し、整数にて考えて頂ければと思います。

 
④基準径位置
 
管用テーパねじの加工には、タップの加工深さを設定する必要があります。タップ端面からどれくらいの深さまでさげればよいかの目安となります。従って、図面要求のねじ長さによっては、タップも長ねじ形か短ねじ形か、もしくはもっと短いねじ長さで加工する為にスレッドミルや特殊品タップを用いるかを検討します。
 
PT1/8-28 一般用管用テーパタップ TPT 長ねじ形の場合 
基準径位置の目安は、13mmとなります。
 
PT1/8-28 一般用管用テーパタップ S-TPT 短ねじ形の場合 
基準径位置の目安は、10.5mmとなります。
 
 
注意点
タップの基準径位置にも公差がございます。そのため、タップを交換した際に、今までと同じ加工深さで行うと管用テーパねじゲージに合格しない可能性があります。新しいテーパタップを使う際には、都度、基準径位置を基準に、まずは浅めに加工し、ゲージが合格するように加工深さを調整をする必要があります。
 
 
 

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