管用(くだよう)ねじには、管用テーパねじと管用平行ねじの2種類があります。
管用テーパねじは、水道管やガス管など、ねじの隙間から流体や気体が漏れると困る場合に使うねじです。その用途を耐密結合用といいます。テーパというのは、だんだん細くなる、もしくは太くなる形状のことです。工事現場などで使われる赤色のコーンをイメージして頂ければわかりやすいかと思います。
管用テーパねじの組み合わせ
おねじはテーパの1種類ですが、めねじにはテーパと平行の2種類があります。
RのテーパおねじをRcのテーパめねじにはめても、Rpの平行めねじにはめても、だんだん太くなっているので、どこかで必ず止ります。
一方、配線ケーブルの保護管など、耐密性が不要な場合は管用平行ねじが使われます。その用途を機械結合用といいます。おねじもめねじも平行です。管用平行ねじのGは、おねじもめねじも、ねじ記号はGです。
基本的には英語が元になっているのですが、Rだけはなぜかドイツ語由来と言われています。
ドイツ語で管用ねじを意味する「ローゲビンデ」という言葉からきているそうです。