従来JISとISOでは止り側ゲージの記号と用途区分が異なるため、混同せずに使い分ける必要があります。
従来JISとISO(現行JIS)におけるねじゲージ記号の違い(プラグゲージ)
| 通り/止り |
ゲージ記号 |
ねじ規格 |
工作/検査 |
意味/精度 |
| 通り側 |
GP |
従来JIS |
区別なし |
Go Plug(通り側プラグゲージ)
メートルねじ精度:1級、2級、3級 |
| 通り側 |
GP |
ISO
(現行JIS) |
区別なし |
Go Plug(通り側プラグゲージ)
メートルねじ精度:4H、5H、6H、7H |
| 止り側 |
WP |
従来JIS |
工作用 |
Working Plug(止り側・工作用プラグゲージ) |
| 止り側 |
IP |
従来JIS |
検査用 |
Inspection Plug(止り側・検査用プラグゲージ) |
| 止り側 |
NP |
ISO
(現行JIS) |
区別なし |
Not Go Plug(止り側プラグゲージ) |
- 従来JISでは、止り側ゲージにおいて工作と検査の用途を明確に分けるため、 WP(工作用)とIP(検査用)の2種類の記号が用いられています。
- 工作用で合格する方が条件が厳しく、工作用で合格したねじは必ず検査用でも合格する、 という考え方に基づいています。
- ISO(現行JIS)では、止り側ゲージに工作用と検査用の区別は設けられておらず、 NPが唯一の止り側記号として使用されています。
- 通り側ゲージの記号は従来JIS・ISOともにGPですが、ねじ精度が異なるため共用はできません。 使用時は図面の指示に従う必要があります。
- 級の表示について、2級は「Ⅱ」と表記される場合もあります。
▽通り/止りが1本になったセットのゲージ
※止り側ゲージ記号の横のラインが、止り側の目印となっています

参考資料 : ねじとゲージの位置関係