図面指示が6Hの場合、検査に使用できるのは6Hのねじ用限界ゲージに限られる
6H指定のねじは5Hゲージで検査できない理由
- 図面にねじ精度6Hと指示されている場合、その精度を保証できるのは6Hのねじ用限界ゲージのみである。
- 5Hのねじ用限界ゲージは、より厳しい公差で作られているとしても、代用として使用することはできない。
- 5Hゲージで合格しても、6H指定の検査を満たしたことにはならない。
ゲージ精度によって規定される公差が異なる点への注意
- ねじの製品規格とは異なり、ねじゲージにはピッチの許容差や山の半角許容差などが規定されている。
- これらの許容差は、5Hや6Hといったゲージの精度によって異なる。
- 検査を行う際は、必ず図面の要求指示に合った精度のねじ用限界ゲージを使用する必要がある。
※但し従来JISでは、下記の記述がある。
GP:1級ねじ用の通りねじプラグゲージで、2・3級ねじの通り検査を、また2級ねじ用の通りねじプラグゲージで3級ねじの通り検査を行ってもよい。
GR:2級ねじ用の通りねじリングゲージで3級ねじの通り検査を行ってもよい。
上記の記述はあるが、図面指示と異なる精度のゲージを使用して検査結果に差異が出た場合、ねじ精度の保証ができなくなることがあるため、推奨しない。