めっき処理前のねじゲージは、めっき膜厚に合わせて精度を調整したものを使用します
めっき前に使うねじゲージは一律に決まっていない理由
- めっき処理前に使用するねじゲージは、一種類に固定されているわけではない
- めっき後の仕上がり寸法は、めっきの膜厚によって変化する
- そのため、想定するめっき膜厚に応じて、事前にゲージ精度を設定する必要がある
めねじにめっきを施す場合に必要な調整量
- めねじにめっき処理を行う場合、めっき膜厚の4倍分を見込んだ調整が必要になる
- タップ加工時には、あらかじめ膜厚の4倍分だけ大きくめねじを加工しておく
- 例として60°のねじ山で膜厚が7μmの場合、7×4=28μmとなり、おおよそ0.03mmの調整量となる
めねじ用プラグゲージで管理する方法
- 膜厚0.03mm相当の調整が必要な場合、「2級+0.03」のめねじ用プラグゲージを使用する
- このゲージは、めねじ加工後に0.03mm大きく仕上がっているかを判断するためのもの
- めっき前のめねじ寸法を管理する目的で使用される
おねじの場合に使用するめっき前ゲージ
- おねじはめっき処理により寸法が大きくなるため、事前に小さく加工しておく必要がある
- めっき前用のリングゲージとしては「2級−0.03」を使用する
- 加工後に0.03mm小さめに仕上がっていることを確認するためのゲージである
どぶめっきなど厚膜のめっきの場合
- どぶめっきのように、膜厚が約+0.1mmとプラグゲージは約+0.3mm大きい仕様が必要となる
- OSG標準品では該当が無く、特殊品対応となる
▼カタログ:OSGねじゲージ在庫一覧表(カタログ) より、「めっき前用」を参照下さい。
- 従来JISでは、プラグゲージ「2級+0.03」、リングゲージ「2級−0.03」
- ISO等級では、プラグゲージ「6H+0.03」
▽参考FAQ:オーバサイズのタップとは?