RPRGはスレッドミル加工時にねじ仕上がり寸法を微調整するための工具半径補正値である
RPRGとは
- RPRGとは工具半径補正値のことで、使用する工具の半径を工作機械に伝えるための数値である
- 工作機械は、加工プログラムとRPRGの値をもとに、主軸が実際に移動する距離を計算する
- この数値を設定することで、工具径を考慮した正確な工具軌跡が実現される
工具径補正でねじ寸法を調整できる理由
- スレッドミルでは径補正を使用することで、加工プログラムを変更せずに仕上がり寸法を調整できる
- 工具径補正値を大きくすると、めねじの仕上がり寸法は小さくなる
- 工具径補正値を小さくすると、めねじの仕上がり寸法は大きくなる
加工時の誤差を補正しやすい仕組み
- スレッドミルはエンドミルと同様に片持ち構造の工具である
- 加工中の工具のたわみや倒れにより、ゲージ検査に合格しない場合がある
- 径補正を利用すれば、プログラムを変更せずに仕上がり寸法を調整でき、ゲージ合格までの対応が容易になる
ThreadProでRPRGの値を確認できる
- オーエスジーが提供するNCプログラム作成アプリ「ThreadPro(スレッドプロ)」では、加工プログラムとあわせてRPRGが表示される
- 表示されるRPRGは、最初に試す基準値として使用できる
- ソリッドタイプ(めねじ用)では、最小加工径(ねじ精度5H)を加工する際のRPRGが表示される
- ThreadProを使用することで、NCプログラム作成時間の軽減が可能である
最小加工径以外のRPRGを確認する方法
- 最小加工径以外のめねじ加工におけるRPRGについては、別途確認方法が用意されている
・ 最小加工径以外のめねじのRPRG(スレッドミル)
RPRGを使うことで得られる作業上の利点
- RPRGを活用することで、ゲージ合格までの調整作業時間を短縮できる
管用テーパねじ用スレッドミルの補正値の考え方
- 管用テーパねじ用スレッドミルの工具径補正値は、工具の小端径の値を用いている
▽参考資料:NCプログラム作成アプリ ThreadPro(スレッドプロ)
径補正量の目安を確認できるツール「DCT」
- オーエスジーでは、工具径補正値をどれくらい調整すればよいかを確認できるツールも取り扱っている
▽参考資料:プラネットカッタ用径補正ツール