ドリルの種類ではなく、加工深さに対して、そのドリルの溝長が短い事が折損原因と思われます。
ドリルは切りくずを排出しながら進んでいきます。
切りくずはドリルの溝を通って、外に排出されます。
切りくず排出のために、出口の部分を確保しておく必要があります。
FT-GDS、EX-SUS-GDSとも加工深さ25mmに対して溝長は26mmです。
一般的にドリルの有効加工深さは溝長-1.5D(D=工具径)となります。
従ってFT-GDS、EX-SUS-GDSとも有効加工深さは17.5mmとなります。
※ある程度の余裕を考慮し、その加工に必要な溝長を持つドリルを選定する必要があります。
今回の加工では、対応被削材や溝長を考慮し、EX-GDRを推奨致します。