ドリルの肩から被削材に当たりはじめると、うまく穴位置を出すことができません。
不具合事例
先端角90°のスターティングドリルで面取りを兼ねたこの後のドリル径よりも大きいセンタリング
その後、120°の先端角のドリルで加工する
この場合、120°のドリルは肩から当たりはじめ、穴位置が不安定になる。
改善方法
面取りとセンタリングは分けて加工してください。センタリングを行う場合は、先端角がドリルと同じ、もしくはドリルの先端角より大きい角度のリーディングドリルをお使いください。特に、深穴加工において、ガイド穴用の短いドリルとロングドリルの先端角を考慮することは重要です。
▽参考資料: センタリングのコツ