- No : 519
- 公開日時 : 2019/02/26 18:10
- 更新日時 : 2026/04/16 13:47
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HRC硬度からの工具選定
回答
被削材のHRC硬度を基準にすれば、カタログ掲載外や性質が変化した材料でも工具選定の目安を立てられる
被削材硬さを基準に工具を選べる理由
- カタログの対応被削材欄に記載がない材料でも、被削材硬度が分かれば選定の判断材料になる。
- 調質や熱処理によって材料の性質が変化した場合も、HRC硬度を基準に工具適性を確認できる。
- 被削材名ではなく硬さに着目することで、選定の幅を広げやすくなる。
ドリル・タップは硬度別の対応表で判断できる
- ドリルやタップには、被削材硬度別に対応製品を示した選定表が用意されている。
- 対象材料のHRC硬度に近い範囲から、使用可能な工具を確認できる。
- 具体的な材質名が不明な場合でも、硬度情報があれば参考にできる。

エンドミルなど他の工具でもHRC硬度が参考になる仕組み
- ドリルやタップに限らず、エンドミルなど他の切削工具でも同様の考え方が適用できる。
- 対応被削材欄の「焼き入れ鋼」には、HRC硬度別の対応目安が記載されている。
- 硬度値を確認することで、おおよその使用可否を判断しやすくなる。
用途別工具を近い性質の材料に転用できる場合
- SUS用や深穴用などの用途別工具は、硬度以外にも耐溶着性や刃先形状など材料特性に合わせた仕様になっている。
- 加工対象と近い性質を持つ被削材向け工具であれば、転用できるケースがある。
- 専用品とは異なり、切削条件や切削油剤等の調整が必要になるが、標準品を転用できることで対応可能な加工の幅を広げられる。
- 例えば、鋭い切れ味と高い耐溶着性をもつステンレス用ドリルは銅合金(20HRC以下)加工にも対応できる。
- 被削材硬度と工具特性を組み合わせて判断することで、柔軟な選定が可能になる。