- No : 8151
- 公開日時 : 2020/10/20 16:52
- 更新日時 : 2026/04/30 15:50
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タップ加工 ねじ山が痩せる? 山やせの原因と対策
回答
タップ加工中に回転と送りが一致しないと、ねじ山が軸方向に崩れてめねじの山やせが発生する
ねじ山が痩せる原因は送りと回転のズレにあり
- タップ加工では、ねじ形状を正しく形成するために、タップが1回転で1ピッチ分進む必要がある
- 加工負荷の影響により、実際の送りが理論値からずれる場合がある
- このズレにより、めねじの斜面がえぐれたような形状となり、山やせが発生する
タップの種類によって送りズレの方向が異なる
- 加工負荷のかかり方はタップの種類によって異なる
- スパイラルタップでは、回転に対して送りが進み気味になる傾向あり
- ポイントタップでは、回転に対して送りが遅れ気味になる傾向あり
送りズレはめねじ拡大不良の原因になる
- 山やせが発生すると、ねじ山形状が軸方向に崩れる
- 本来は止まるはずの止まり側ゲージが止まらなくなる
軸方向のズレを吸収する方法
- 送りズレや加工負荷を抑制するため、軸方向にフロートするツーリングを使用する場合がある
- このツーリングは、フローティングタッパーと呼ばれる
- フローティングタッパー使用時に山やせが発生する場合、ばねの調整で抑制できることがある
▽参考資料: 山やせの判定と対策など
機械側で送りを制御することでズレを防ぐ方法
- マシニングセンタなどには、回転数と送りを機械側で管理する機能(同期)を備えた設備がある
- この機構は1回転で1ピッチの送りを維持する仕組みで、送りズレを抑えられるため山やせ対策として大変有効である