- No : 697
- 公開日時 : 2019/02/28 09:26
- 更新日時 : 2026/05/15 09:47
-
印刷
2D・3D・4D・5Dとはどんな意味?
回答
Dは工具径を基準にした長さの比率を表す指標です。
D表記が何を意味しているのか
- Dは工具径を指し、長さや深さを工具径に対して何倍かで示す表現である
- 2D・3D・4D・5Dなどは、工具径に対してその何倍の長さ・深さかを示す
- 加工条件や工具選定の場面で、分かりやすく長さを比較するために使われる
ドリル・エンドミル・タップで基準径がどう変わるか
- ドリルやエンドミルは、工具の外径を基準として何倍かを表す
- タップはねじ外径を基準とし、M20なら外径φ20、M10ならφ10として計算する
- 同じD表記でも工具種類によって基準が異なる点に注意が必要である
穴加工でのD表記の使い方と工具選定の判断基準
- 例えばφ6で穴深さ36mmの場合、深さは工具径の6倍となり6Dとなる
- AD-4Dは4Dまで対応のため、この条件では長さが不足する
- より深い穴には、8D対応のADO-8Dのような工具を選定する
タップ加工でD表記から加工深さを求める方法
- M10の2Dは、10×2で加工深さ20mmとなる
- M20の1.5Dは、20×1.5で加工深さ30mmとなる
- ねじ外径を基準に倍率を掛けることで、加工可能な深さを判断できる
ねじ加工で深さに応じて工具を選ぶ理由
- 例えばM8で20mmの加工は、工具径に対して2.5Dの深さとなる
- 標準工具では対応が難しいため、深穴用のタップのような専用工具を選ぶ必要がある
- D値が大きいほど、より長い・深い加工に対応した工具選定が求められる
製品名に使われるD表記の読み取り方
- ADO-3Dはドリル径の3倍までの有効加工深さを示す
- WXL-2D-DEは刃長が工具径の2倍であることを示す
- 製品名のD表記を見ることで、加工可能な深さや刃長を判断できる