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  • 公開日時 : 2019/02/26 18:10
  • 更新日時 : 2026/04/24 10:25
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転造タップのシャンクにPやBとあるが、これは何の表記?

転造タップのシャンクにPやBとあるが、これは何の表記?
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回答

転造タップのシャンクにあるPやBは、食付き長さを示す区分である

P(Plug)は通り穴加工を想定した食付き長さ4Pの仕様

  • Pは「Plug」を意味し、通り穴加工用として設定されている
  • 食付き長さは4Pで、比較的長い食付き部を持つことから工具寿命の面で有利になる
  • M6以下には突出しセンタがある

B(Bottoming)は止り穴加工向けの食付き長さ2Pの仕様

  • Bは「Bottoming」を意味し、止り穴加工用として設定されている
  • 食付き長さは2Pで、ねじ奥に残る不完全ねじ長さを抑えやすい
  • 突出しセンタは原則除去されているが、極小径などで一部残っているものもあるため、下穴余裕がない場合はカタログでの確認が重要
  • Bより食付きの短い「1P」の転造タップもある。

加工形態と下穴深さに応じて食付き長さを選定する

  • 止り穴加工では、不完全ねじ長さを抑えるため基本的に2Pが推奨されている
  • 通り穴加工では、工具寿命の観点から4Pが推奨されている
  • 止り穴であっても下穴深さに十分な余裕がある場合は、4Pを選定することで耐久向上を図ることができる

・ タップの食付き部とは