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  • No : 370
  • 公開日時 : 2019/02/25 16:52
  • 更新日時 : 2019/11/05 11:05
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エンドミルとインデキサブルの切削条件<切削条件>

エンドミルやインデキサブル(スローアウェイ、チップ式)の切削条件はどのように算出すればよい?
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回答

ミーリング加工の切削条件で、必要な数字は以下の3つです。

 

① 回転速度(min-1)

・・・・「 回転の速さ (S)」~ 1分間に何回転するか ~という数字。

② 送り速度Vf(mm/min)

・・・・「 移動の速さ (F)」~ 1分間に何mm工具が移動するか ~という数字。

③ 切り込み深さ(ap と ae)

・・・・「ap」は、軸方向に何mm加工するか。「ae」は径方向に何mm加工するか。

 

カタログ条件は範囲でご紹介しておりますので、まずは低めからお試しください。

 

① 回転速度(min-1)

カタログ条件表の被削材ごとの範囲から、切削速度Vc(m/min)を決めます。

そして、使用する工具径から、下記計算式より、回転速度を求めます。

 

回転速度(min-1)= 切削速度(m/min)÷ 3.14 ÷ 工具径(Φ)× 1000

 

▽参考資料: カタログ条件の見方(インデキサブルの場合)

▽参考資料: 切削速度Vcから回転速度nを求める(全2ページ)

 

② 送り速度Vf(mm/min)

同じく、カタログ条件表の被削材の種類から参照します。

工具により表現方法が異なる為、それぞれ 1回転あたりの送り量(mm/rev)

に捉えなおすと、ほか工具同様の計算となり、わかりやすいのでおすすめです。

 

▽参考資料: エンドミル・インデキサブルの切削条件の計算

 

・オーエスジーのカタログではインデキサブル(チップ式)は、1刃あたりの送り量(mm/t)で記載。

 

▽参考資料: カタログ条件の見方(インデキサブルの場合)

 

1回転あたりの送り量(mm/rev) = 1刃あたりの送り量(mm/t) ×  工具の刃数

※rev・・・revolutionの略。1回転、1周の意味。

 

・エンドミルのカタログ条件表では、回転速度(min-1)と送り速度(mm/min)で記載。

エンドミルでは、そこから1回転あたりの送り量(mm/rev)を算出します。

 

1回転あたりの送り量(mm/rev)= 送り速度(mm/min)÷ 回転速度(min-1)

 

送り速度Vf(mm/min)を算出する。

 

エンドミルとインデキサブル共に、その値と①で算出した回転速度(min-1)から、1分間に何mm工具が移動するかの 送り速度Vf(mm/min) を算出できます。

 

送り速度Vf(mm/min)=1回転あたりの送り量(mm/rev) × 回転速度(min-1)

 

※カタログ表記は能率重視。安定や耐久重視なら、そこから調整する必要があります。

※エンドミルの条件調整は一般的に1回転あたりの送り量(mm/rev)をそのままに、回転速度にて行います。例えば、カタログ条件の回転速度と送り速度を共に×0.7~0.8をした値。

 

 

▽参考資料: 送り速度Vfの計算方法

 

③ 切り込み深さ(ap と ae)

一度に切り込む切削深さ(ap)と切削幅(ae)をカタログ条件表より決めます。

 

▽参考資料: 一度に切削する量

 

注意すべきは、①~③のいずれも、加工負荷に大きく関わります。

負荷が大きいと工具やワークがふれて、びびり振動が発生します。

機械剛性、ワーク剛性、求める面粗さ、加工能率などにより、

カタログ条件範囲から調整しましょう。

 

☆ 切削条件の基礎<まとめ>に戻る

 

☆ ドリルとタップの切削条件

 

☆ 計算機に貼っておこう!切削条件の計算式一覧表

 

 

 

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