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スレッドミルで加工しためねじが小さい。通り側ゲージが通らない場合の対策は?
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No : 871
公開日時 : 2019/02/28 12:58
更新日時 : 2026/05/19 10:10
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スレッドミルで加工しためねじが小さい。通り側ゲージが通らない場合の対策は?
スレッドミルで加工しためねじが小さい。通り側ゲージが通らない場合の対策は?
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回答
切込み量が少ない場合は、工具半径補正値を調整します。スレッドミルのたわみによる場合は、切削条件の調整やパス回数の見直しで負荷を抑えます。
スレッドミル加工でめねじが小さく仕上がる理由
切込み量を決定する「工具半径補正値」を工具直径の半分で設定すると、加工めねじは小さく仕上がるため通り側ゲージはまず入らない
スレッドプロが推奨するRPRG(プログラム半径)の値を「工具半径補正値」にした場合でも、通り側ゲージが通らない時もある。RPRGはあくまでも目安の値である
スレッドミルは片持ち工具であり、加工中の負荷によって倒れやたわみが発生する
たわみにより加工径が小さくなり、通り側ねじゲージが通らない状態になる
工具半径補正値を変更してねじの大きさを調整する方法
まずRPRGの値を工具半径補正値に設定し、【刃先基準】のプログラムで加工する
通り側ゲージ(GP)が通らない場合は、通るまで補正値を小さくして切込み量を増やす
調整量はピッチにもよるが、0.02程度ずつが安全
工具径7.7mm・AT-1・M10X1.5 6H狙いの例
RPRG:3.783
上記で加工してGPが通らなかったら、3.763に変更し加工する
工具半径補正値を0.02mm小さくすることで、ねじ径としては倍の0.04mm大きくなる
2~3回変更しても変化がない場合は、工具半径補正値を使わないプログラム【工具中心】となっている可能性が高いため、スレッドプロで【刃先基準】のプログラムを出し直して加工する
その場合、工具半径補正値はRPRGに近い数値まで戻してから加工する
工具と被削材を機械から外していなければ、【工具中心】と【刃先基準】のプログラムは同じ軌跡を通るため、再加工が可能
切削条件を調整して負荷を軽減する方法
口元に比べ奥側のねじが小さい場合は、工具のたわみによる不具合であると考えられる
工具の条件範囲内で回転速度と送り速度を見直すことが有効
特に送り速度は影響が大きく、補正が必要になる
プログラム作成アプリ「ThreadPro」で送りを調整し、再度プログラムを作成するのが望ましい
AT-1、チップ交換式タイプスレッドミル切削条件表
AT-2シリーズ切削条件表
パス回数を増やしてたわみを抑える方法
切り込み量を分散して取り代を調整することで、工具の倒れを抑制できる
ThreadProでパス回数を増やしたNCプログラムを作成できる
各パスの切り込み量はパーセントで指定可能で調整しやすい
100%加工を複数回行う設定によりゼロカットも実施できる