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  • 公開日時 : 2019/02/26 18:10
  • 更新日時 : 2026/04/27 11:52
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インターラップ形のタップとは?

テーパねじ用タップで、ねじ部が1山ずつ飛んでいるようにみえる。
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回答

加工硬化と切削抵抗の不安定さを抑えるため、ねじ山を間引いたテーパねじ用タップ

インターラップ形タップがどのような構造か

  • テーパねじ用タップの一種で、タップ完全ねじ部の山が1山とびになるよう除去されている
  • 完全ねじ部であっても、ねじ山の一部を減らした特殊形状をしている
  • 千鳥刃にするため溝数は奇数が基本だが、A-TPTでは偶数溝もある
  • A-TPTは右ねじれ溝により切りくずはシャンク側に排出される
  • IRTは弱い左ねじれ溝。切りくずを前方に押し出す作用より、切りくずを分断する働きが強い。一般的な下穴余裕があれば、止り穴への使用も可能

インターラップタップ

加工硬化を防ぎ、完全ねじ部の切削抵抗を安定させる理由

  • 管用テーパタップでは、完全ねじ部でも薄く切削が行われる
  • ステンレスの加工硬化防止のため1刃の負荷を大きくし、こすり現象を抑制する
  • ねじ山を減らすことで、各ねじ山が確実に食付きやすくなる
  • 被削材に接触する部分を減らすことで摩擦抵抗が減少し、タッピングトルクを抑えることができる
TPT種類とトルク

効果を発揮しやすい被削材の種類

  • 軟らかく、加工時に抵抗がかかりやすい生材に適している
  • 切削抵抗が大きくなりやすいステンレス鋼で特に効果を発揮する