- No : 639
- 公開日時 : 2019/02/26 18:10
- 更新日時 : 2026/04/24 11:07
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管用テーパねじ加工の下穴径について
回答
管用テーパねじのタップ加工では、下穴はストレート穴とし、拡大する場合も許容範囲内に収めることが重要
管用テーパねじの下穴形状はストレート穴を前提とする
- テーパねじのタップ加工では、下穴はストレート形状を推奨する
- 負荷を減らす目的で下穴をテーパ形状にすると、タップ食付き部での切削ができず、タップのねじ部全体が一気に当たることとなり、急激な加工負荷が生じる
- テーパタップは完全ねじ部でも切削を行うが、食付き部を正しく使うことで加工負荷の急激な増加を抑えることができる
下穴径を推奨値より大きくすると、ねじの耐密性が低下する可能性がある
- テーパねじの下穴径を大きくすると、めねじの小端部(奥側)のねじの山頂が欠ける
- おねじとのはめあいで山頂と谷底の隙間が大きくなり、耐密性の低下によって漏れが発生する可能性がある
- 下穴径を大きくすればするほど欠ける山の長さが増え、耐密性は低下する。
下穴径の推奨値と許容範囲の目安
- テーパねじの下穴径には、メートルねじのように規格に基づく最小値最大値の設定がない。
- カタログ掲載の推奨値は、Rc・PTめねじの耐密性が低下しないよう、小端1山の山頂の欠けが許される場合の計算値から求めたものである。
- やむを得ず下穴径を大きくする場合は、耐密性を低下させないよう下記の許容範囲を目安とする。
- Rc(PT)1/8以下では、カタログ推奨値に対して+0.2mmまで
- Rc(PT)1/4以上では、カタログ推奨値に対して+0.3mmまで
カタログ下穴径表 管用