- No : 22922
- 公開日時 : 2026/10/01 16:54
- 更新日時 : 2026/10/09 17:29
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管用タップのピッチがわからない場合 切削条件の算出方法
回答
山数から送り速度を算出する際は、ピッチ計算で求めた値の小数点以下4桁までを使用します。
計算の前提条件
- 例として、H-S-TPTのSS材におけるRc1/8の条件設定を用いる。
- カタログの呼びを確認すると、Rc1/8は28山である。(管用ねじはねじの外径ごとに山数が規格で決められている)
- 28山とは、1インチ間(25.4mm)に28山あることを意味する。

山数からピッチを求める方法
- ピッチは、25.4mm÷28山=0.9071428571428571mmとなる。
- このとき、小数点4桁までの「0.9071」を使用することがポイントである。
回転速度の算出方法
- カタログの切削条件表より、SS材(軟鋼)の管用タップの切削速度は3m/minである。
- Rc1/8の外径は、カタログねじ下穴径表より9.728mmである。
- 回転速度=切削速度(Vc)×1000÷3.14÷工具径(D)にあてはめ、
=3×1000÷3.14÷9.728
≒98min-1が回転速度となる。
送り速度(Vf)の算出と丸め方
- 送り速度(Vf)は、ピッチ×回転速度(S)で求める。
- 0.9071×98=88.9mm/minとなり、これが送り速度(Vf)である。
- 機械に入力できるVf値の桁数に制限があるため、最終的な入力値の段階で丸める。
まとめ
- 25.4÷山数で求めた割り切れない細かい数値は小数点下4桁までを使用し、回転速度Sに掛けてVfを算出する。
- 回転速度Sの値を任意に調整し、まとまりのよいVf値となるよう設定してもよい。