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  • 公開日時 : 2019/02/22 17:00
  • 更新日時 : 2026/03/31 15:27
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ねじ精度6H・5H・2級の有効径の違いとは(ねじ精度とねじゲージ精度)

ねじ精度6H・5H・2級の有効径の違いとは(ねじ精度とねじゲージ精度)
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回答

ねじ精度6H・5H・2級の違いは、ねじとねじゲージの有効径公差の位置関係で確認できます。

ねじ精度とねじゲージ精度の位置関係(例:M10×1.5)

ねじ精度6H・5H・2級の違いとは何か

  • ねじ精度6H・5H・2級の違いは、有効径の公差そのものの大小ではなく、公差が基準寸法に対してどの位置にあるかの違いです。
  • 同じ呼びサイズであっても、精度記号によってはめ合い状態や判定基準が変わります。

M10×1.5の有効径基準寸法と公差

  • 資料では、M10×1.5を例にして、ねじとねじゲージの有効径公差を比較しています。
  • 有効径の基準寸法は9.026mmとし、そこからプラス側・マイナス側に公差が配置されています。

2級(従来JIS)の有効径の位置関係

  • 2級のめねじは、有効径が基準寸法よりプラス側に設定され、最大有効径は9.166mmです。
  • 2級のおねじは、有効径が基準寸法よりマイナス側に設定され、最大有効径は8.986mm、最小有効径は8.866mmです。
  • めねじとおねじの公差帯が重ならないことで、確実にはめ合う位置関係になります。

5H(ISO)での有効径の考え方

  • 5Hのめねじは、基準寸法9.026mmからプラス側に公差が設定されています。
  • 組み合わされる4hのおねじは、2級よりも狭い範囲に公差が設定され、比較的タイトなはめ合いになります。
  • ISO体系に基づき、ねじとゲージの関係が整理されています。

6H(ISO)での有効径の位置関係

  • 6Hのめねじは、最大有効径が9.206mmと、比較的余裕を持った公差配置です。
  • 組み合わされる6gのおねじは、最大有効径8.994mm、最小有効径8.862mmです。
  • 一般機械の締付け用となるISOメートルねじの組み合わせです。

有効径公差位置のポイント

  • ねじの合否は、ねじ単体ではなく、ねじゲージによって判定されます。
  • ねじの公差とゲージの判定位置が連動して設計されていることがポイントです。

 

注意)有効径公差が大きいゲージを使って、有効径公差の小さい別の精度のねじの検査に使用する事はできません。ねじ精度に合わせたゲージを使う必要があります。

参考FAQ:限界ねじゲージの精度2級と6Hは共用できる?

参考FAQ:1級の通り側ゲージGRで合格したおねじが2級のGRで合格しない