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- 公開日時 : 2019/02/22 16:53
- 更新日時 : 2026/04/02 14:08
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工具径補正値の調整によるゲージ合格の手順とは?<スレッドミル>
回答
刃先基準で作成したプログラムなら、工具径補正値の調整だけでねじゲージ合格を狙えます。
プログラムを変えずにねじの有効径を調整できる理由
- ThreadPro(スレッドプロ)でプログラム作成時に「刃先基準」を選択すると、工具径補正値のみを変更してねじ精度を調整できるプログラムが作成されます。
- プログラムの座標を修正せずに、微調整が可能です。
ゲージ合格を狙うための基準値としてRPRGを使う方法
- 選択したねじ精度のねじゲージ合格を狙う工具半径補正値(参考値)として、RPRGが画面に表示されます。
- RPRGを初期値として使用することで、調整回数を抑えながらゲージ合格を目指せます。
RPRGで合格しない場合の調整の進め方
- RPRGを使用してもゲージに合格しない場合は、0.02~0.03を目安に工具径補正値を少しずつ変更します。
- 補正値を調整するたびに、ねじゲージ検査を行い合否を確認します。
ソリッドタイプ(めねじ用)でRPRGを使うときの考え方
- 現品やケースに表示されているRPRGは、最小加工径(ねじ精度5H)を加工する際の値です。
- 最小加工径より大きいねじサイズや、他のねじ精度を加工する場合は、ThreadProに表示されたRPRGの数値を使用します。
補正結果を正しく判断するための注意点
- 適正な工具径補正値を探す際は、ワークを機械から取り外さないでください。
- 途中でワークを外すと位置ずれが発生し、その後の加工ができなくなります。
めねじのゲージ結果に応じた補正値の調整方法
- 通り側プラグゲージが止まる(仕上がりが小さい)場合は、工具径補正値を小さくして切り込み量を増やすことで調整できます。仕上がりが小さい場合は再加工が可能なため、補正値を段階的に調整しながらゲージ合格を狙うことができます。
- 止り側プラグゲージが通る(仕上がりが大きい)場合は、工具径補正値を大きくして切り込み量を減らすことで小さめのねじに調整します。ただし、一度大きく加工しすぎためねじは材料を戻すことができず、後から修正することができないため注意が必要です。
おねじのゲージ結果に応じた補正値の調整方法
- 通り側リングゲージが止まる(仕上がりが大きい)場合は、工具径補正値を小さくして切り込み量を増やすことで、再加工による調整が可能です。仕上がりが大きい場合は、段階的な再加工でゲージ合格を狙うことができます。
- 止り側リングゲージが通る(おねじの仕上がりが小さい)場合は、工具径補正値を大きくして切り込み量を減らすことで大きめのおねじに調整しますが、一度小さく加工しすぎたおねじを修正することはできません。そのため、初期調整では削りすぎに注意しながら補正値を設定してください。
・ RPRGとは