加工したいねじの「呼び」「ピッチ」「ねじ長さ」の組み合わせで、ThreadPro(スレッドプロ)のリストに表示されないパターンがございます。
① 工具径よりも下穴径が小さい場合。
チップ式では、チップを付けた状態での外径の記載がカタログにあります。
②(工具の首下長さー2ピッチ)より、ねじたて長さが長い場合。
ThreadPro(スレッドプロ)では、ねじ縦長さをより確実に満たす為に、ねじたて長さより1ピッチ多く加工するプログラムが自動的に出ます。また、下穴を底から上に加工していく場合、工具が加工面に接触する際に、円弧の軌跡で入っていく為、ねじ長さより深い部分から工具が移動をします。
そういった状況に対し、工具が干渉しない為に、工具リストには余裕分を計算した上で加工できるものが表示されます。
③ ねじの下穴径に対し、工具とのクリアランスが少なすぎる場合。
④ ねじ長さの項目で入力した長さの単位が違った場合
ThreadPro(スレッドプロ)上では、ユニファイ等の呼びをインチで表すねじの場合、ねじ長さも「インチ」表現がデフォルトです。メートルねじのようにmm「ミリ」の数字だけを打ち込むと、実際の長さより長いと判断され、リストに出なくなります。ミリでのねじ長さを入力する場合、数字の後に半角小文字の「mm」を入力する事で「インチ」に自動計算されます。なお、プログラム上の数字の表し方は、出力結果の項目で「メートル/インチ」で変更でき、ミリ表記にすることもできます。