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  • No : 13924
  • 公開日時 : 2023/07/19 15:15
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タップ精度、OH精度とSTDの違い

タップ精度、OH精度とSTDの違い
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回答

弊社のタップ精度は、OH精度とSTDでご案内しております。
 
OH精度・・・タップの有効径の大きさを表します。基準寸法からどれだけ太いタップであるか、OH4、OH5など末尾の数字が大きくなると太いタップとなります。OH精度が同じであれば、タップの有効径が同じ大きさになります。
FAQ:OH精度
 
STD・・・ねじ精度2級や6Hのめねじ相当を加工する際に推奨するタップの精度の事です。※ねじ精度の保証とはなりません。
STDはスタンダードの意味となり、STDが2級相当のタップを表し、STD+1、STD+2などのオーバサイズのタップは末尾の+の数値が大きくなるとより太いタップとなります。
用途、タップ型番、呼び毎に異なる設定となり、タップ毎の加工特性、タップを開発した年代に主流となっている機械精度に合わせて設定しております。
FAQ:STDとは
 
▼カタログ掲載例 このタップでは、OH3がSTD、つまりねじ精度2級相当のタップを表します
 
 
同じねじの呼びでもタップが変われば、STDは同一とは限りません。
新規でタップ選定をされる場合は、現状主流となっている精度設定のSTDにて選定いただくと2級相当のねじ精度に合わせやすくなっています。
元々オーバサイズを使っている場合で、別のタップに切替えをご検討の場合は、OH精度が同じものでご選定ください。
いずれの場合も、ねじゲージにて仕上がりを確認することを推奨します。
 
尚、タップの精度を左右する要因は以下となります。
・被削材
・加工環境
・タップの摩耗
・切れ味
・溝の角度
・表面処理
 
 

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