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  • 公開日時 : 2020/03/18 16:58
  • 更新日時 : 2023/05/09 11:46
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溝なしタップとは

溝なしタップとは
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回答

溝なしタップとは、下穴の内径を塑性変形(そせいへんけい)させることでねじ山を加工するタップのことです。切削せずにねじを加工するので、切りくずが出ません。

転造タップ、ニューロールタップ、フルートレスタップ、盛上げタップ(盛り上げタップ)、フォーミングタップ(Forming Tap)も溝なしタップのことを指します。

対して、ハンドタップ・ポイントタップ・スパイラルタップは、切りくずを出してねじ山の形にを加工するため、切削タップと呼ばれます。

 

溝無しタップと切削タップの違い

・ 溝無しタップは、切りくずが出ません。

・ 切削タップに比べ、耐久性が高いです。

・ 切削タップに比べ、トルクがかかります。

 S-XPFシリーズ:溝無しタップでありながら、低トルクでの加工が可能

・ 下穴径が異なります。 下穴径の参照はこちらから。

※切削タップに比べて、狙うべき下穴径の範囲も狭くなります。

下穴の仕上がり径が拡大しやすい、または、縮小しやすい等の特性を考慮したドリル径の選定が必要です。

 

溝無しタップでの加工は、下穴径に大きく影響を受けます。

切りくずも出ず、寿命も長いなどのメリットがある反面、はじめの下穴径の選定に注意を払う必要がございます。細かい下穴径の選定にご利用いただけるドリルもオーエスジーではご用意がございますので、合わせてご検討下さい。

 

 

・ 溝なしタップの加工手順

・ 転造タップの食付きを表す表現で、PとBがあるが、これは何?

・ RH精度とは?

・ めねじ精度とタップ精度(溝なしタップ:RH精度)

 

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