• No : 249
  • 公開日時 : 2019/02/22 17:01
  • 更新日時 : 2026/04/15 12:02
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3段切欠きのねじゲージ(NPTF)の使い方

3段切欠きのねじゲージ(NPTF)の使い方
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回答

NPTFねじはL1ゲージで手締め部分のはめあい精度の判定をします。必要であればL2またはL3ゲージでレンチ締め部分の判定をします。NPTFの正式な合否には、クレストチェックゲージによる山の切り取り高さの検査を含めますが、客先の要求によります。

NPTFねじの検査項目と必要なゲージ
検査項目 L1 L2 L3 クレストチェック
はめ合い      
おねじのテーパ度    
めねじのテーパ度    
山の切取り高さ    

 ※検査項目は客先要望による。

NPTFゲージの種類

  • L1ゲージ:手締め部分のチェック用。おねじめねじともに、はめあいの浅い部分を確認する。切欠きは3段または4段で、オーエスジーの標準在庫品は3段切欠きである。
     →おねじL1ゲージの使い方
     →めねじL1ゲージの使い方
  • L2・L3ゲージ:レンチ締め部分※のチェック用。おねじ用はL2、めねじ用はL3。L1ゲージとの切欠きの関係位置を1/2回転以下にすることで製品のテーパ度を保証する。受注製作品。
     →L2ゲージの使い方 
     →L3ゲージの使い方
    ※レンチ締め部分とは、ゲージをレンチ締めするのではなく、おねじやめねじを手で締め込んだ後、さらにしっかり締めるためにレンチを使い締める場合のねじ部を指す。
  • クレストチェックゲージ:6段切欠きのプレーンゲージ。おねじ外径・めねじ内径の山の切り取り高さ(クレスト)を検査する。受注製作品。
     →おねじクレストゲージの使い方
     →めねじクレストゲージの使い方

 

 

NPTFおねじのゲージ検査手順①(はめ合い検査:L1テーパねじリングゲージ)

  1. 検査対象のねじにL1テーパねじリングゲージを、ねじが止まる位置までねじ込む。
  2. ねじの管端位置がL1ゲージの最大切欠きと最小切欠きの範囲内にあれば、はめあい検査は合格と判断する。
  3. クレストチェックゲージによる検査がある場合は、浅め・中央付近・深めのどの位置で止まったかによって最終合否が変わってくるため注意が必要。

NPTFおねじ L1テーパねじリングゲージ

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NPTFおねじのゲージ検査手順②(テーパ度検査:L2テーパねじリングゲージ)

  1. 要求があれば、レンチ締め部分のチェックにL2テーパねじリングゲージを使用する。
  2. 検査対象のねじにL2テーパねじリングゲージを、ねじが止まる位置までねじ込む。
  3. 管端位置が、L1の切欠き位置とL2の切欠き位置で1/2回転以下に収まっていれば、テーパ度は合格と判断する。

▼L2ゲージの形状

L2テーパねじリングゲージ

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NPTFおねじのゲージ検査手順③(山頂の切取り高さの検査:クレストチェックゲージ)

※おねじ用のクレストチェックゲージは、正確には外径用テーパプレーンリングゲージという。

  1. 検査対象のねじにクレストチェックゲージを、ねじが止まる位置まではめ込む。
  2. 6段のどこで止まったかを確認する。
  3. ①の手順でL1ゲージが止まった位置によって合格範囲が決定し、山頂の切り取り高さが保証される。
L1ゲージの結果 クレストチェックの合格範囲
MIN MINの範囲の色 MN~MNTの間
BASIC BASICの範囲の色 B~BTの間
MAX MAXの範囲の色 MX~MXTの間

NPTF外径用テーパプレーンリングゲージ

 

  • 例えば、L1ゲージがMAX(ピンク色)の範囲で止まっているにもかかわらず、クレストチェックゲージがMNより奥まで入る場合は不合格となる。

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NPTFめねじのゲージ検査手順①(はめ合い検査:L1テーパねじプラグゲージ)

  1. 検査対象のねじにL1テーパねじプラグゲージを、ねじが止まる位置までねじ込む。
  2. ねじの管端位置がL1ゲージの最大切欠きと最小切欠きの範囲内にあれば、はめあい検査は合格と判断する。
  3. クレストチェックゲージによる検査がある場合は、浅め・中央付近・深めのどの位置で止まったかによって最終合否が変わってくるため注意が必要。

L1テーパねじプラグゲージ

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NPTFめねじのゲージ検査手順②(テーパ度検査:L3テーパねじプラグゲージ)

  1. 要求があれば、レンチ締め部分のチェックにL3テーパねじプラグゲージを使用する。
  2. 検査対象のねじにL3テーパねじリングゲージを、ねじが止まる位置までねじ込む。
  3. 管端位置が、L1の切欠き位置とL3の切欠き位置で1/2回転以下に収まっていれば、テーパ度は合格と判断する。

▼L3ゲージの形状:L1ゲージでチェックした端面付近のねじ部には当たらない様に細くなっており(下図のL1)、端面付近を通り抜けた先のねじの奥の方(下図のL3)だけゲージをねじ込む形で、L1とL3をセットで検査し、ねじ全体のテーパを確認する方式。

L3テーパねじプラグゲージ

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NPTFめねじのゲージ検査手順③(山頂の切取り高さの検査:クレストチェックゲージ)

※めねじ用のクレストチェックゲージは、正確には内径用テーパプレーンプラグゲージという。

  1. 検査対象のねじにクレストチェックゲージを、ねじが止まる位置まではめ込む。
  2. 6段のどこで止まったかを確認する。
  3. ①の手順でL1ゲージが止まった位置によって合格範囲が決定し、山頂の切り取り高さが保証される。
L1ゲージの結果 クレストチェックの合格範囲
MIN MINの範囲の色 MN~MNTの間
BASIC BASICの範囲の色 B~BTの間
MAX MAXの範囲の色 MX~MXTの間

内径用テーパプレーンプラグゲージ

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※NPTFのねじゲージには、ねじの谷部分の切り取り高さを検査する「ルートチェックゲージ」もある。客先の要求によって使用する。受注製作品。

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L1ゲージとクレストチェックゲージの説明を1枚にまとめた資料はこちら