以下の表では、めねじとタップそれぞれの有効径を示しております。
めねじの精度を決める上で、タップの有効径は最も重要な品質特性の1つです。
通常、タップ精度で標準的に使用されるのはJISで規定されている2級ですが、タッピングされためねじはタップの等級と同じ精度が得られるとは限りません。これは、タップの仕様、被削材、使用条件等によってめねじの仕上がり寸法が変化するためです。
そのため、オーエスジーでは溝なしタップ精度を段階的に設定し、作業状況に合わせて選定できる、独自のRH精度方式を採用しております。
その溝なしタップがどれくらいの有効径の公差で製作されているかはタップの種類やねじサイズによって異なります。こちらはカタログよりご確認いただけます。表現方法は2つありますが、ともに、そのタップのおなじ有効径を表すものです。
・ RH精度とは?
基準有効径からどの段階の有効径かを表す溝なしタップのタップ精度
・ STDとは
2級相当を狙うのに標準的なタップ精度
※下図は、切削タップのタップ精度表記例です。