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  • 公開日時 : 2020/10/20 16:44
  • 更新日時 : 2022/08/01 14:25
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インサート(ヘリサート)とエンザートの違いとは?

インサート(ヘリサート)とエンザートの違いとは?
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回答

インサートもエンザートもめねじの補強などにお使いいただけるツールです。ねじに挿入し強度や耐久性を向上させるコイル状の部品です。総じて「ねじインサート」と表現しますが、使用する工具や方法が異なります。

 

インサート(ヘリサート)
インサート(ヘリサート)は、スプリング状のコイルで自在性のあるねじブッシュです。事前にインサートねじ専用のタップと専用サイズの下穴で目的のサイズより大きいねじ(ピッチはおなじ)を加工しておき、そのインサートねじにインサート(ヘリサート)を挿入して使用します。


特長として、おねじとめねじのリード誤差・角度誤差を吸収し応力が分散することで、強いめねじが得られます。インサート(ヘリサート)を挿入するめねじの精度によって挿入後のねじ精度を狙う為、ねじ精度の検査は、インサートねじ用のゲージを使用し、インサート(ヘリサート)挿入前のインサートめねじを検査します。2級相当のねじを狙う場合は、インサートねじ用タップ精度は1b級のものが標準です。

 

・ インサートとは? ねじに挿入するコイル?

 

・ インサート・ヘリサートの使用方法とは?必要な工具と加工手順

 

エンザート
エンザートは挿入加工時に、あらかじめタップでねじをたてる必要がなく、樹脂やアルミに自力切削方式で下穴に挿入すると、強度が向上しためねじを得ることができます。

 

おねじとめねじが直接はめあう際に、めねじ破壊が起こりやすい樹脂やアルミなどに使用できる作業性の良いインサートナットです。エンザートは前タップが不要であるだけでなく、金属材料および樹脂、木材に対してもセルフロック機能を持つ為、ねじ部の着脱による緩みに強い特長があります。エンザートの内ねじのねじ精度は6Hです。

 

・ エンザートメーカー:ケー・ケー・ヴィ・コーポレーション株式会社

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