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  • No : 7801
  • 公開日時 : 2020/08/24 10:24
  • 更新日時 : 2022/04/26 14:36
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公差とは? 許容差とは? 

公差とは? 許容差とは?
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回答

公差」とは、指定された寸法の最大値と最小値の差です。

許容差」とは、基準となる寸法に対して許される限界値との差です。

基準寸法に対して大きい方を「上の許容差」、小さい方を「下の許容差」と表現します。

 

図面の指示の例

 

基準寸法が10.0mmの溝幅に対して・・・

上の許容差が +2.0mm 、

下の許容差が -1.0mm と指定があるとき

 

許される溝幅の最小値は、10.0mm - 1.0mm = 9.0mm

許される溝幅の最大値は、10.0mm + 2.0mm = 12.0mm    となり、

公差は、12.0mm-9.0mm=3.0mmであると計算されます。

図面表記では、10.0  -1.0 / 2.0  といったように表現されます。

 

許容差についての参考資料

・穴及び軸に対する許容差の表(弊社カタログ抜粋。JIS B0401-2:2016でもご参照いただく事ができます。)

 

弊社カタログの表記例

例えば、φ10ドリルの直径の許容差がh8と記載している場合、

h8は、-22㎛(-0.022㎜)~0㎛の許容区分にあたるため、

ドリルの直径は、9.978㎜~10㎜で製造しております。

 

 

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