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  • 公開日時 : 2019/02/28 09:27
  • 更新日時 : 2022/02/09 11:47
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PDドリル SS400の加工で切りくずトラブル その対策方法とは

PDドリル SS400加工時の切りくずトラブル対策
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回答

対策のポイントは切りくずつまりを解消することです。
 
ポイント① 切削速度(m/min)を条件範囲の高めに設定する
回転力で切りくずを飛ばして排出性改善をねらう

切削速度 条件範囲:150~250(m/min)
 
ポイント② 回転あたり(mm/rev)の送りは条件範囲の高めに設定する
厚みがある分断しやすい切りくず形状で、詰まり抑制を狙う
 
※負荷を調節する等で、回転あたりの送り(mm/rev)を下げる場合は、極端に低く設定し過ぎないように注意ください。
 
・切削条件の調整でうまく解消しない場合
 
SS400の特性上、切りくずが分断しないケースもあります。
その際は、切りくず分断のためにステップ加工をご検討ください。
ドリル径に対して0.5D~1Dが目安となります。

※ステップ加工は、ノンステップに比べ耐久面では劣ります。
※材料のロットの違いによる性質のばらつきを考慮する必要があります。
※加工環境により例外はございます。現状に合わせて、調整ください。
 
 

 

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