例として、Φ8の座ぐりの奥にΦ4.5の穴加工をする場合、
先に、φ8の座ぐり加工を行い、座ぐり加工の後φ4.5のドリル加工を行います。
もし、先にφ4.5の穴をあけてしまうと、
次のφ8の座ぐり加工が下穴が開いている状態での加工となり、切りくずが分断せず伸びてしまいます。
伸びた切りくずは、被削材を傷つけたり、工具に絡まり連続加工が難しくなる原因となります。
先に座ぐり加工を行っておけば、
φ4.5のドリル加工もφ8の座ぐり加工も、切りくずが伸びずに安定した加工を行うことができる訳です。