エンドミルで直角形状を加工するには、それを加工する工具側も直角である必要があります。
ハイスエンドミルの底刃部分は、ロングタイプ、ラフィングタイプ、ハイヘリックスタイプ以外は全てピン角となります。※CC-EMS、EDSなどは、ピンカド仕様です。
超硬エンドミルでは、母材の硬度が高く欠けやすいため、多くの種類でギャッシュ当てが施されております。
非鉄用DLC超硬エンドミルシリーズ(AE-TS-N・AE-TL-N・AE-VTS)では、ピンカド仕様のご用意もございます。(工具径末尾に-SPと表記)
超硬エンドミルのAE-VMシリーズのライトアングルタイプ(=直角の意)は、特殊なギャッシュ当てにより、エンドミル先端の径が変化する事が無い形状で、幅広い被削材において直角形状を出すことが狙えます。(工具径末尾に-RAと表記)
また、AE-VMシリーズ特有の切れ味重視の刃先と防振作用、切りくず排出性に富んだ仕様により、高能率で直角形状を加工する事ができます。高能率とピンカドを同時に叶える画期的なエンドミルです。