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  • 公開日時 : 2019/02/26 18:10
  • 更新日時 : 2024/04/25 11:44
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図面にRcねじと記載あるが、PT用タップで加工可能?

図面にRcねじと記載あるが、PT用タップで加工可能?
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回答

図面にRcねじと記載があっても、PT用タップで加工可能です。

但し、ゲージは図面指示通りのRc(R)のテーパプラグゲージを使用します。

 

従来JISでのテーパめねじであるPTと現行JIS(ISO)のテーパねじであるRcのねじは、ねじの形はほぼ同じです。ねじを加工するには、タップに限らず、スレッドミルや旋盤でのねじ切り等、様々な加工方法がありますが、JISで規格されているねじの検査方法はゲージでの検査となっています。弊社のPT(Rc)の管用テーパタップは、PTのゲージ合格、R(Rc)のゲージ合格がともに狙える仕様となります。その為、図面にRcと書かれていても、PTのタップで加工可能です。

 

なお、図面にRcと書かれている場合は、ねじゲージもRcを使用する必要があります。PTのねじゲージでの検査は、図面指示Rcに対する有効な合否判断となりません。

 

▽参考資料:  管用ねじ用の工具 

 

また、弊社管用テーパタップの中には、ねじの種類:Rcと書かれたタップもございます。タップ側の各種寸法がISOに準じた仕様となっています。使用方法においても、タップをどれくらいの深さを加工すればよいかを表す基準径位置が、サイズによってPT(Rc)の管用テーパタップに比べて浅くなっています。図面指示にISOのタップ使用の指示がある場合は、こちらのタップを選定ください。こちらはRcだけでなく、PTのゲージ合格が狙えます。

 

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