シンクロタップとは、1回転に1リード正確に送ることが出来る完全リード送り機構がついた機械(同期、リジット、ダイレクトともいう)専用のタップを言います。汎用のタップにはタップ自身で加工中の“自己案内性”を確保するために外周部にマージンが設けられますが、シンクロタップではそれを重視しなくてもよいので刃先から大きく逃がしがついています。めねじとの接触部が少なくなり低抵抗になるため切削条件も上げられます。
なおシンクロタップを完全リード送り機構がついていない機械で使うとめねじ拡大不良となりますので避けてください。
又、Aタップは、完全リード送り機構の有無にかかわらず使うことができます。
▽参考資料: シンクロタップの仕様
▽参考資料: Aタップ
▽参考資料: 高速シンクロタップのテクニカルデータ