通常の穴加工でもフラットドリルをお使いいただけます。
ただ、デメリットに注意する必要があります。
先端がフラットであるがゆえに、ドリルにかかる軸方向の負荷=スラストが大きくなりドリルの寿命やワークへの軸方向の負荷が大きくなってしまいます。
また、フラットドリルであるADFは断続切削に対する剛性アップを目的としてねじれ角が弱くなっております。
先端角があり、シンニング付きの通常のドリルの方がやはり負荷も少なく、切りくず排出性も良いです。
また、先端角があるドリルの方が、より高能率で、深い穴あけが可能な為、加工内容と工具の関係によってはフラットドリルの使用がもったいない場合もあります。
オーエスジーでは、フラットドリルの他、汎用(ADシリーズ)、油穴付き(ADOシリーズ)、超ロング油穴付き(ADO-40D/50D)、SUS用(ADO-SUSシリーズ)、3枚刃(ADO-TRS)、高能率小径用(ADO-MICRO)等、幅広い超硬ドリルのラインナップを誇っております。
より高寿命で、高能率、加工時間削減をご希望の際は、加工に合わせた工具選定をおすすめいたします。