オーエスジーのスレッドミル用プログラム作成ツール「
ThreadPro(スレッドプロ)」を使用すると、工具選定からプログラムまで作成可能です。スレッドミルの加工準備の手間を大幅に削減します。
管用ねじのスレッドミル選定手順
① ねじの種類を確認する
② ねじの呼び・ピッチを確認する
③ ねじ長さを確認する
④ 被削材を確認する
手順①加工したいねじの種類を確認する
英式管用テーパねじ (PT・Rc・R)おねじとめねじで工具共用が可能。
英式管用平行ねじ(Rp・PS・G・PF)おねじとめねじで工具共用が可能。
米式管用テーパねじ (NPT・NPTF) おねじとめねじで工具共用が可能。
※一部ソリッドタイプにて、G・PFの共用ができないものがあります。(PNGT)
手順②ねじの呼び・ピッチを確認する
適用ねじサイズから選定できます。管用ねじの場合、ピッチは1つのねじサイズに対してメートルねじやユニファイねじのように複数種類はなく、1種類のみです。
チップ式の場合、ホルダはそのチップサイズ適用のものを選定ください。
※管用
テーパねじの場合、チップ式のホルダでは、基本はTMNC(管用テーパねじ用)を使用しますが、ねじサイズと工具の組み合わせによっては標準タイプであるTMCホルダがお使いいただける場合がございます。NCプログラム作成ツールの
ThreadPro(スレッドプロ)では、そういった組み合わせも含めてご紹介できますので、ぜひご活用ください。
手順③ねじ長さを確認する
加工できるねじ長さは各スレッドミルで余裕分を考慮し、下記が目安になります。
ソリッドタイプ・・・刃長 - 2ピッチ
チップ式 ・・・首下長 - 2ピッチ
手順④被削材を確認する
その工具が加工したい被削材に適するかを判断します。ソリッドタイプでは、カタログページの下部に適用する被削材一覧がございます。
チップ式では、汎用材種のVBXをおすすめ致します。
チップ(インサート)の材種の標準在庫品は汎用のVBXのみです。軟鋼・炭素鋼・SUS・アルミなど幅広い材料に対応可能です。受注生産で特定の材料に特化した材種も対応致します。
VBX : 汎用材種(超微粒子超硬+TICNコーティング)※標準在庫品
VTX : ステンレス第一推奨(超微粒子超硬+TiALNコーティング)※受注生産
VK2 : アルミ等非鉄金属、耐熱鋼、チタン合金に最適(超硬ノンコート)※受注生産