ねじインサートを使用するには、以下の手順に沿った加工と工具が必要になります。特に、ねじインサートを挿入するためのめねじを加工する為には専用のタップ・下穴用ドリル・ねじゲージが必要です。
インサートねじ用タップの下穴は、通常のねじと異なります。インサートねじ用下穴表をもとに、被削材に適応のドリルを選定ください。
インサートねじのタップには、品名に「HL」が付きます。スレッドミルでもインサートねじの加工が可能です。
・ インサート(ヘリサート)を挿入するめねじを加工する工具は?
ゲージ検査は、ねじインサート挿入前に、専用のねじゲージを使用して行ってください。
必要なものは、ねじインサートと挿入工具の2つです。
ねじインサートは、ねじ長さによって選択が可能です。図面指示の有効ねじ長さより選びましょう。
挿入工具はねじサイズごとに必要になります。手動タイプと電動タイプがあります。電動タイプは、手動タイプの挿入工具を先端に取り付けて、能率的に作業できます。
挿入するには、挿入工具だけでよいですが、いざ、抜き取りが必要になった際には抜き取り工具が別途必要です。まだ、慣れていない方などは、抜き取り工具も一緒に購入しておくと便利で安心です。
インサートメーカーによっては、手順が異なる場合もありますので、ご注意下さい。