栓ゲージとは、プラグ形のねじのない円筒状のゲージの通称です。
「限界プレーンゲージ」や「内径プラグゲージ」などがあります。
どちらも穴形状のものを検査し、ゲージの見た目も似ていますが、検査する対象物や精度が異なります。
限界プレーンゲージとは、図面指示による穴径の公差寸法を満たすかを検査します。(JIS B 7420)
例:Φ12 H7
※H7とは、穴径に対する精度です。穴精度の許容差の数字については、JIS B 0401にて参照可能です。
内径プラグゲージとは、めねじの内径が、ねじ精度ごとに規格された公差内にあるかを検査します。(JIS B 0251)
例:M6×1 6H
※6Hとは、ねじ精度です。ねじ精度の規格内にめねじ内径の寸法とその許容差がJIS B 0209にて規格されています。
※JIS規格照会は、下記リンクよりご参照下さい。
・ JISC(日本産業標準調査会)のWebサイト
※令和元年7月1日の法改正により、工業標準化法から産業標準化法へと名称が変更になりました。