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  • 公開日時 : 2019/02/22 17:00
  • 更新日時 : 2022/06/30 22:04
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めっき処理前のねじゲージはどれを使えばよい?

めっき処理前のねじゲージはどれを使えばよい?
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回答

めっき処理前のねじゲージとして一律に決まったものはありません。

ゲージの選定は、特定の用途で選ぶのではなく、証明したい事で選定する事が重要です。

つまり、表題のような「めっき処理前用」や「オーバサイズタップ用」の専用ゲージというものはなく、事前のお客様同士で検査する内容を打ち合わせの上、使用するゲージを決めるものになります。

めねじにめっき処理を施す場合、めっき膜厚の4倍分の調整が必要です。

・ ねじの山形とめっき膜厚 オーバサイズの目安

 

ねじゲージの選定例

めっき処理後に2級のゲージで合格させたい。めっき厚は7㎛(0.007mm)。めっき処理は外部に依頼をするため、依頼前のゲージ検査で、あらかじめ、ねじ精度2級よりも大きめのめねじをあけたということを証明したい。

→使用するプラグゲージ一例:「2級+0.03」

処理予定のめっき膜厚が7㎛程の場合に適したゲージ

(めねじの有効径が大きくなる分:7×4=28ミクロン≒+0.03mm)

※事前にお客様同士で検査する内容を打ち合わせ下さい。

 

プラグゲージ「2級+0.03」「6H+0.03」は、ねじ加工後に、その精度に対して、0.03mm「大きめ」に仕上がっていることを判断するものです。リングゲージ「2級-0.03」は、その精度に対して、0.03mm「小さめ」に仕上がっていることを判断するものです。

 

 

どぶめっきのようなめっき膜厚が+0.1程と厚い場合ではご利用できませんのでご注意ください。その場合は、プラグゲージでは+0.4mm程の「大きめ」のゲージが必要になります。その際は特殊品対応となります。

 

オーエスジーの標準在庫品ねじゲージ

従来JISの2級のメートルねじ用ゲージは、プラグで「2級+0.03」。

リングで「2級-0.03」。

ISO等級では、プラグゲージのみで「6H+0.03」のご用意がございます。

 

・ オーバサイズのタップとは?

 

 

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